City-Lifeブログ花こま旅日記 › 伝統芸能
2019年01月14日
クラシックと伝統芸能
昨年はベートーヴェンの第九交響曲が日本で初演され100周年で、姫路でも恒例の第九演奏会が行われました。また、打ち上げの席では、第九成功を祝っての「もちつきばやし」も恒例で行われました。最初は、クラシックなのに大丈夫なのかな?という不安もありましたが、「餅つき楽しみにしていますからね!」そうです、今では皆さん心待ちにされ、第九演奏後の楽しみにとなっています。今年の指揮者「曽我大介」さんも勿論、餅つきに参加して頂きましたが、意外と背の高い方でした。指揮者というと、どうも偉い先生というイメージでこちらが引いてしまうのですが、曽我さんは芸心もお持ちなようで、演奏会後に及んでも打ち上げ参加者を喜ばせようと、様々な心配りに溢れ、常に趣意をお持ちになって行動されているその姿勢が表れた曽我さんの餅つきでした。こんな事が実現できるのも、長年培ってきた姫路労音あればこそなんだと思いました。ぶらぼー!
演目:もちつきばやし
演目:もちつきばやし
2019年01月08日
私達の血に流れているもの
子どもの頃見た教科書に、田植えをしているからわらで、太鼓や笛を楽しそうに演奏している人々の挿絵があったのを覚えています。田植えは重労働だから、そんな事はせずに手伝った方がいいんじゃないかとよく思ったものでした。意味が分かりませんでした。今日のこの「もちつきばやし」、考えてみれば同じです。しんどい餅つきを手伝わずに三味線や太鼓で囃すのですから。でも、こうやってお囃子がある事で、同じ餅つきなのですが、日常を忘れた気分の高揚感で溢れています。子ども達は先生に言われる訳でもないのに、自然と体を動かしたり、声援を送ったり、臼にどんどん近づいて来たり。先生も負けてません、誰に言われるでもなく、「太鼓持ち」宜しく、園児を前にして自ら踊り、はやし立てている姿が印象的でした。
演目:もちつきばやし×2回
演目:もちつきばやし×2回
2018年12月24日
「伝統芸能」を考える
テレビで伝統芸能番組なんてほぼほぼ放送なんてされません。それほど魅力がないのでしょうか?日本各地に数えきれない位たくさんある伝統芸能なのに、音楽の授業で習った記憶もありません。クラシック音楽やバレエの方がやはり優れているからなのでしょうか?西洋文化溢れる巷では、どうも伝統芸能は蚊帳の外のようです。でもこうやって各地で公演してみると、お客さんの反応はすこぶる良好です。子ども達の輝く目、この機会に子ども達に体験させようと意気込むお父さんお母さんの姿。また、それを見守る会場皆さんすべてが笑顔なんです!まだまだ、努力が至らないのか...。いやいや、諦めないぞ、伝統芸能!
演目:もちつきばやし×2回
演目:もちつきばやし×2回
2018年12月14日
「餅つき大会」を続ける!
保護者会の申し渡し事項なのだろうか、毎年保護者の皆さんによる「玉すだれ」が恒例の演目となっています。ところが!今年のお父さん、お顔がもう一つ冴えません。仕事ではなく、芸能なのに。いやいや、そんな事を望む方がおかしいですよね。お父さんは真面目で一筋なんです!ところが!演目変わって「もちつき」を始めた途端、先程のあの固い表情が打って変わり、笑顔100%へ!会場の雰囲気も一変!子ども達の盛り上がりも200%へ!侮るなかれ「もちつきばやし」!
演目:寿獅子、南京玉すだれ、もちつきばやし
演目:寿獅子、南京玉すだれ、もちつきばやし
2018年11月22日
積極的な提案が、
今日は、園をあげての秋祭りです!親子による演劇、花こま公演、バザーもありました!同じ園に通う保護者が一堂に集まり、園児、先生を交えた一大交流会となりました!何と!お父さんがオオカミ役で演劇に出演!「保護者の方からの提案がなければ、お父さんの出演はありませんでした!」と、園長先生の話。家庭では「お父さん!もっと練習してよ~!」と子どもから叱られる場面もあったとか。餅つきを終えたお父さんから一言、「餅つきって、楽しいですね!お願いしたら来てもらえるんでしょうか?」勿論です!
演目:水口囃子、そーらん節、南京玉すだれ、もちつきばやし
演目:水口囃子、そーらん節、南京玉すだれ、もちつきばやし
2018年11月21日
私たちの役割とは?
「一年に一度は、子ども達に見せたい!」そういう思いで私達を迎えて下さっています。私達は、いつも新しい演目で上演し続けるという訳にはいきませんが、特に、「獅子舞」などは毎年要望を受ける演目です。お祭りでは、地元の皆さんが練習を重ねて、先祖から受け継がれたものを奉納続けられ、毎年決まった時節になると、そろそろだなと胸騒ぎが致します。「伝統芸能」は、その時々の思いや社会を反映させながら、連綿と受け継がれ、再生され続けて来ました。私達はそんなエキスの詰まった芸能を大切に携えて、色んな所にお邪魔しながら、大切な心を守り育む一役になれればと上演致しております。
演目:水口囃子、寿獅子、そーらん節(2回公演)
演目:水口囃子、寿獅子、そーらん節(2回公演)
2018年11月20日
情熱とその努力!
「保育」と一口に言いましても、保育士の皆さんにとっては苦難の連続で、そう簡単なものでは無かったそうです。「子ども達の心を育てる」その思いを大切にしながら、ずっと追究して来られたそうです。うまくいかない時もあったと思いますが、安易な方向には進まず、その年その年最上の保育実現を目指されました。お話下さるその思いは、先輩先生方の豊かさ、厚みとして伝わって参りました。きっと新任先生も、そう感じたんでしょうね。そんな先生方に見守られながら、泣いたり、笑ったり、苦しんだり、考えたりしながら、「子ども達の心」はゆっくり育てられてきたんですね。私達も、そのお役に立てたならば幸いです!
演目:寿獅子、もちつきばやし×5回
演目:寿獅子、もちつきばやし×5回
2018年11月16日
とにかく大成功!
公民館主催の3世代交流事業にお邪魔しました。「花こま」の「伝統芸能」を見られる方がほとんどの様に感じました。良くおいで下さったものだなぁと感謝致しております。館長さん飛び入りによる「玉すだれ」初挑戦は圧巻でした!ご本人は必死だったでしょうが、人柄もあり和やかな笑いが会場中に溢れ、大いに盛り上がりました!子ども会役員のお父さん方に依る個性溢れる「もちつき」では、日頃見せないその姿に、子ども達のテンションに火がつき、やんややんやの大喝采でした!開演前早くからお越し下さっていたお婆ちゃん達も大満足で帰られていました。無事、3世代交流という目的は達成されたのではないでしょうか?
演目:水口囃子、寿獅子、南京玉すだれ、もちつきばやし
演目:水口囃子、寿獅子、南京玉すだれ、もちつきばやし
2018年11月15日
園長先生の長年の努力(秋の猿まわし&花こま公演)
毎年、近隣にお住いの方々に、公演の案内をし続けておられます。長年の積み重ねというものは、1回では作りえない深みがあります。閑散とした午後の公園でした、開演時間が近づいてまいりますと、当該保育園児に加え、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたお母さん方がお友達と一緒にやって来られました!また、いかにもご近所~、という感じのおばちゃま達がおしゃべりしながら公園へ!学校帰りの子ども達がランドセルしょったまま集団で!自転車に乗った子ども達が颯爽と!犬仲間が自慢の犬を引き連れ、湧き合い合い合と!散歩を兼ねたお爺ちゃんお婆ちゃん達も!保育園主催ではありますが、あっという間に、まるで昔ながらの「即席演芸場」となりました!大劇場では決して体験できない、味わい深いものでもあります。
演目:猿まわし、寿獅子
演目:猿まわし、寿獅子
2018年11月14日
「怖さ」を考える(秋の猿まわし&花こま公演)
園長先生曰く、「映画やテレビなどで、グロテスクなシーンを喜んで見ている子ども達が、獅子舞にこんなにも怖がるなんて!」。白昼堂々と広い広場の真ん中で演じた「獅子舞」への反応に驚かれたようです。「怖い」といっても、見捨てられる「怖さ」、命を奪われる「怖さ」など、様々な「怖さ」がありますが、私達の祖先は、壮大な自然からの恵みを頂いている感謝を感じながら、時には身近な命さへ奪う自然の猛威に落胆し、自然との付き合い方を考えたんだと思います。一層、人間として高まっていく事で、その「怖さ」を克服していこうとした生きざまを「獅子舞」から感じています。どうも「怖さ」の種類が違うのかも知れません。
演目:水口囃子、南京玉すだれ、猿まわし、寿獅子
演目:水口囃子、南京玉すだれ、猿まわし、寿獅子